当院ではKGT社のSlimVisionソフトウェアを導入し、CTを用いた内臓脂肪検査を施行しています。(左図、KGT社のHPより引用)
メタボリック健診では男性で腹囲85cm以上、女性で腹囲90cm以上を内蔵脂肪型肥満の目安としていますが、実際には左の図に示すように、腹囲が必ずしも内臓脂肪とイコールではありません。真の内臓脂肪型肥満を診断するにはCTによる検査が有用です。
検査は検査着に着替えてCTの台に寝ていただくだけで、後は自動的に台が前後して終了します。検査自体の所要時間は5分以内です。検査結果はその場で解析し、左のようなレポートにしてお渡しします。内臓型肥満の目安は内臓脂肪面積が100平方センチメートル以上です。
6ヶ月から1年ごとに、定期的に検査されることで生活習慣の改善、食事療法、運動療法、薬物治療などの効果を経時的に把握でき、将来のメタボリック症候群の予防、ひいては高血圧、糖尿病、脂質異常症などの発症予防に役立てることが出来ます。